「やさしくわかる物理学のための数学」を写経した

 連休が終わり、今日から仕事が再開した。

連休中、さまざまなことをしたが、その中で一際印象に残ったのは、「高校レベルからはじめる! やさしくわかる物理学のための数学」 ノマドワークス ナツメ社 335ページを5月1日から5月5日でやり切ったことだ。

2年半前に、数学を中1から高3までやり直したが、数3の微分積分は、3度同じ問題をやっても、いまいちわからなかった。特に積分。

時は流れ、数学も忘れてしまい、もう一度復習したくなっていた。

しかし、初めからやるには時間がかかるし、何かいい方法は、と思っていたら、この本が目に入った。

で、買ったはいいが、2ヶ月くらい放置していた。

でも、買ったからにはやらなきゃ!と思い、この連休でやったんだよね。


1〜3章は高校の復習。関数、微分積分、行列とベクトル。

ここまでは楽しくできた。


4章以降は、大学の範囲。微分方程式、場の微分、場の積分、フーリエ級数とフーリエ変換。

ここからは、一つの式の中で、微分や積分を2回繰り返すなど、複雑な計算になる。

私がそんなもの、理解できるわけもなく、例題の計算をひたすら書き写し、練習問題も一秒も自力で考えず、即座に解答の計算を書き写すだけの、写経みたいな作業をしただけだ。

この写経も本当に写経で、何の計算をしてるのか、さっぱりわからん。


実は、ある式を、微分や積分しやすい形にするために、式の変換を6〜7行するわけ。

というより、この本は、素人にもわかるように、式を途中で飛ばさずに書いてくれてるわけ。

だから、わからないなりにも、「これがこうなって」と数式を追いかけていけるわけ。

それで、最後の1〜2行になって、ようやく微分や積分にたどりつき、あ、できた!なるのがとてもおもしろかった。

あまりに感動したので、その本と記念撮影をしたんだよ。

前回動画で挙げた、ナポレオンヒルと悪魔の対話で、悪魔が、さまざまな手を使って、人を堕落させる的なことが繰り返し書いてあった。

この本も実は数年前に一度読んでいるから、内容は知っていたのだが、今回久しぶりに読み返して、やはりそこが気になった。

堕落せず、生産的な、充実した人生を送りたいと、きっと思ったんだろう。

それで、「物理学のための数学」を勉強したわけ。

実生活に微分積分がどう役立つか、役立てられるほど使えないが、今後も堕落せずに、頑張っていきたいと思う。



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