「とってもやさしい物理基礎」をやった
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物理数学の本を読んでいて、数学よりも物理にテーマが偏っていることに気づき(当たり前)、もっと基本的な物理を勉強する必要があるな、と思った。
物理に関連する本はたくさん読んできたが、実際に高校の物理で何を学習するか、計算はできるか、テストはできるかというと、自信を持って、Noと言える。
そもそも高校時代、物理は毎回赤点だった。
そこで、高1か高2で文系理系関係なく習う、物理基礎のいちばん簡単そうな、ワークブックを買ってきた勉強した。
旺文社「とってもやさしい物理基礎」 大塚 聖 著
この本は、意見が分かれそうだ。
公式を覚えて、例題と同じ解き方をすれば、「わーい!練習問題が解けた!」という形式では全くない!
著者はそのやり方で力がつかなかった経験から、まったく真逆の、論理重視。しかも、例題なし。なので、2章ごとの末にある「解いてみよう」という練習問題の最初の問題が、各々とても難解だ!
というのは、説明を読んで、簡単な確認問題、それも論理重視のものをやるだけなので、練習問題を見て、「で、問題はどうやって解けばいいの?」となってしまうからだ。
私が高校生なら、この本は、きっと破り捨てていたに違いないくらい、難解。
だが、やっているうちに、公式丸暗記とは違う、「思考力」が明らかについた。
数Ⅱと数ⅡBの合計3冊も、旺文社の「とってもやさしい」シリーズで学習したが、それぞれ劇的にいい本だった。
今回は、問題が解けなくて、何度も怒り狂ったが、それをはるかに凌駕する思考力が身についた。
素晴らしい財産を手に入れた。
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