「光の量子コンピューター」を読んで、と最近勉強している理由

さて、経済やビジネス、国際政治に偏ってきたので、「光の量子コンピューター(古澤 明 著 集英社インターナショナル新書 2019)」を読んだ。

MMT理論がガチの理論経済学の本だったのに対して、こっちもハードだった。

著者の古澤明氏は、東大大学院工学系研究科教授だが、CalTecに留学中に、量子コンピューターの研究において、世界的な業績を残した、量子コンピューター開発のトップランナー。

光(光子:photon)を利用した量子コンピューターの利点や、これまでにやってきた実験など、本当に第一線の人しか知らないような内容が書かれていて、とても面白い。

しかし、専門用語が次々と出てくるので、理解するのが大変な一冊だった。

量子コンピューターは、計算処理速度にばかり脚光が当たっているが、第一線の研究者によれば、それよりも、省エネのほうが、大きいそうだ。

従来のコンピューターは、放熱がすごいので、冷却も大変。

量子コンピューターになると、仕組みが違うので、放熱を抑えられるそうだ。


さて、最近私は忙しいのに、なぜこんなに勉強をしているのか。

それは、先日、あることに気づいたからだ。

仕事が一段落したある日、「今日は夕方の授業だから、それまで休んでようっと」と思って、ネットサーフィンで時間を潰していた。

すると突然、「それでは、仕事が主で、仕事のない時は次の仕事までの休憩時間に過ぎないじゃないか」と思ったのだ。

そこで、仕事以外の時間は、自分のプロジェクトをしよう、休憩時間として、浪費するのはやめよう、と思ったのだった。

以来、私の古い情報ぎっしりの頭の中の、古いOSを新しいものに切り替えるために、積極的に勉強している。

眠いから今日はここまで。

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