ミレニアム5を読み終えた:高橋慶彦のチャンネルが面白い

 ミレニアム5:The girl who takes an eye for an eye -- David Lagercrantz著を読み終えた。


評価は⭐️2.5。


ミレニアム1〜3に比べると、4作目からこの著者に代わって、ほんとに読みにくくなった。


話の着想とか結構いい線いってると思う。


しかし、文章が下手すぎる。


状況や背景や心理描写が延々延々延々延々・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と続き、登場人物の会話がちょっとしかない。


そのちょっとしかないはずのセリフでも、ストーリー上の重要なポイントを、一人で延々延々延々・・・・・・・と語ってしまう。


これはこの作家の前作、ミレニアム4でもそうだった。


小説なんだから、背景・状況描写も部分的には登場人物の対話を通して語らせたり、鍵となる部分も、独白じゃなく、質疑応答のダイアローグ形式でたどり着くような形にすると、テンポがよくなって、劇的に面白い小説になるのに、と思いました。


これは、作者より、編集者の仕事不足、力量不足なのではないかと思った。


編集者が、「先生、たいへん面白いアイデアですから、ここを登場人物がカフェで話をしているうちに、この情報にたどり着くようにしてはいかがですか?」


「先生、ここはDanが独白しているかたちですが、Blomkvistの取材の質問に答える形式にするのはいかがですか?」


みたいに、提案して修正していけば、かなり読みやすい、いい小説になったのに、と思います。


ついでに、最近ハマっているのは、元広島東洋カープ、高橋慶彦選手の動画です。

俺は広島が好きだったんだなぁ、と思いました。


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