日本語の本を2冊読んだ感想

もののインターネット、IoTに興味を持ち、IoT最強国家ニッポン:南川明著、(講談社アルファ新書 2019年)を読み終えた。

5G時代、大量の情報を送受信する上で、中国はまだ技術が未熟なので、最先端の技術を持つ日本が、その隙きを突いて、攻勢に出る、という話であった。

しかし、近藤大介氏の、「ファーウェイと米中5G戦争(講談社アルファ新書 2019年)」を読んだあとでは、その意見には、さっぱり同意できない。

日本は中国に技術的にもう太刀打ちできないのではないか、とさえ思うようになった。

実際にアキバに行って、ファーウェイ製品も見てきたら、がぜん欲しくなってしまった。


また、副島隆彦氏の、「全体主義の中国がアメリカを打ち倒す(ビジネス社 2019年)」も読んだ。

全体主義~は、副島さんの最新作で、2つのことに気づいた。

一つは、切り口が面白い。

中国がアメリカに打ち勝つが、その後社会はユートピアの反対の、全体主義のディストピアになるという。

そして、全体主義と戦った、ヨーロッパの知識人たちをまずはじめに紹介している。

その後は、中国の現状や、アメリカとの関係など、近藤氏の内容とも重複していたため、面白く読めた。

偶然にも、副島さんも、近藤大介氏を絶賛しており、本の紹介や、引用もあった。

つぎに、気づいた2点目は、人物の紹介が効果的であることだ。

「こういう男がいて、彼は昔は~で、そのときに~と知り合って…」みたいな人物伝は、データの列挙よりも、読み物として遥かに楽しい。

とりあえず、考えがまとまらないので、この辺でお開きにしたい。

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