世界を作っているのは自分

 新たに就任した植田和男日銀総裁が記者会見をしたら、yahooのコメント欄には、「失われた30年が」、「2%のインフレを達成したところで」云々と、とにかく批判的なコメントが噴出した。


まだ何もしてないのに。


ところで、「失われた30年」とよく言われるが、何が失われたの?


経済成長してなくて、所得が伸びないとか、それを裏付けるいろいろな指標はあると思うよ。


でも、この言葉を聞くと、虫唾が走って、失われたのはお前の思考力と行動力だ、とちゃぶ台をひっくり返したくなる。


終わったことを言っても何も変わらないし、失われた30年を実際に経験してきた身としては、別に何も失ってない。


むしろ30年前より豊かになってる。


「いや、あなたが言うのは個人的な話であって、日本経済全体から見れば、論点がぜんぜん違うんですよ。少し経済を勉強すれば、この30年に経済成長が鈍化したせいで、いかにいろいろなものを失っているかわかるはずですよ。」と私の意見なんて、きっと門前払いであろう。


なので、経済に関しては論争できない。


だから話を変えたい。


そこで私が気づいたのは、この世界を作っている人物は誰か?ということだ。


この30年を、経済的な観点から、失われた30年と認識し、どんな経済政策に対しても不満と失望でいっぱいな人もいれば、私のように、30年前より豊かになってるんだから、いいじゃん、という人もいる。


つまり、世界や人生には意味はない。意味は自分自身でつけるものだ。


どのように現実世界を理解し、解釈するかは、自分自身が決めることだ。


人は自分の見たいものしか見ないとよくいうように、ネガティブな思考が好きな人は、世界や人生をネガティブに捉える。


ポジティブな人は、世界や人生がとても素晴らしいものに見えている。


ということから、この世界を作っている人物は、自分自身なのだ、つまり、誰でも自分が認識している世界の創造主、そしてもちろん私も創造主なのだ!ということに気づいた。


それに気づいたから、明日から、素晴らしい世界像を描いて、その視点から世界を眺めて、「おぉ、世界はなんて素晴らしいんだろう!」と言いながら、楽しく生きていこうと思う。

Comments

Popular Posts