アインシュタイン方程式を読んだら「宇宙」が見えた を読んだ。

 アインシュタイン方程式を読んだら「宇宙」が見えた ガチンコ相対性理論 深川峻太郎著 2021年 講談社ブルーバックス を読んだ。



50歳を過ぎた文系のライターが、数式のない縦書きの入門書や啓蒙書ではなく、横書きで、数式満載の相対性理論にチャレンジした6年間の記録。

昭和生まれのおっさんの語り口がすごく面白いけど、内容は超むずかしい。

むずかしいのは、著者のせいではなく、相対性理論自体がむずかしい。

私もこの著者と同じで、数式を使わない科学の入門書では、物足りなくて、数式を使って理解したくてたまらなかった。

そして、50歳を過ぎて、中1〜数Ⅲの微分積分までやり直した。だが、プラスとマイナスの符号をよく間違えるし、分数の計算も怪しいレベル。

それでも諦めずに、高校の物理や大学12年生程度の物理数学の本で、微分方程式も勉強した口だ。すっかり忘れたけどね。

まぁ、そんな独学理系な私が読んでも、むずかしかった。

ローレンツ変換、ミンコフスキーメトリック、反変ベクトル、共変ベクトルなど、知らないことばかりな上に、計算もぜんぜんわからないので、写すだけだったが、でも最後まで読み通せてよかった。

おそらく、内容は10%くらいしか理解できてないが、やっぱり、数式に触れるって大事だと思う。

この本によると、アインシュタインは、一般相対性理論を考えるとき、ユークリッド幾何学は平面上の数学であり、重力によって曲がった空間には不向きと思い、曲面を対象とするリーマン幾何学を3年勉強したそうだ。

アインシュタインが3年も数学を勉強したんだよ!

私も、いろんなことを勉強していこうと思う。


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