あの人はやり手だね:ミレニアム3の音読:最終回

 

18日に、岩手沖で地震が起きた。
ただし、16日の地震よりは規模が小さかった。 
ネット上で騒がれていたのは、16日よりも大きい、東日本大震災級の地震だから、それは来なかった。 
だから、私が言った、18日に地震は来ないと思います、というのは、半分的中といえるだろう。 
イェーイ、地震(が来ないという)予測、的中! 
 だが、20〜22日に来るという説もあるので、引き続き気をつけることが大事だ。

 さて、今日の話題。 

あの人はやり手だね、という言葉が気になっていた。 
地元の先輩で、元々証券会社で働いていたが、その後、家業を継いで、近所に3ヶ所くらい建物を借りてやっている人がいる。
それだけでなく、実家をワンルームマンション2棟とパン屋にして、それも繁盛している。
実家にいた親にはマンションを買って、そこに越してもらって、本人はまた別のマンションに住んでいる。
 知り合いの金融アナリストにその話をしたら、その人はきっと、証券会社で働いていたから、大きなお金の取り扱いに慣れているんだよ、と言っていた。
たとえば、1億円なんて、普通の人には大金すぎて、びびってしまう。
しかしその人は100万円を扱うようなものなのだろう、きっと。 
まあ、そういうわけで、私とはぜんぜん違って、べらぼうな資産を持っているのだろう。
「彼はとてもやり手だね。」という言葉を耳にするたびに、自分との差を思い知らされてしまい、煮湯を飲まさせるような、気持ちになる。 
小学生のときは、しょっちゅう一緒に遊んだ。
中学生の時は先輩は文化系の部活で、勉強家の地味な存在になり、私の運動部で目立つがさっぱり勉強しない存在だった。
ここで差がついた。先輩は私より2ランク上の高校に行った。
結果大学も、その後の人生も、差が広がるばかり。 
だから、「彼はやり手だ」という言葉を聞くたびに、自分はどうして道を踏み外してしまったのか、この差はきっと永久に埋まらない、という気持ちになる。
 こんな気分になったものだった。 
しかし、昨日あたりから思いついたのだが、先輩は、初めからやり手だったのではないし、本人はそんな自覚はないだろう。
 やり手とは、観測者が結果を見て発言する言葉だ。本人は、目の前の仕事をただがむしゃらに行っただけだろう。 
だがら、やり手と言われたければ、だらだらしてないで、ネットばっかり見てないで、ガリガリ行動すればいい。 
何でもいいから、やればいい。そうすれば、くだらなく、たいして役に立たないかもしれないが、成果物がどんどん貯まっていく。 
とにかく動けば、結果がどんどん蓄積される。
それを第三者が見ると、「あの人はやり手だね」という感想になるのだ! だから、なんでもいい。
目の前にあるものを、やってやってやりまくればいいんだ!

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