他人は、自分に有益な指摘を、不意にする
人生が苦しいとか、仕事がつらいとか、そのほとんどの原因が、他人との関係に起因するのではないか。
今日は仕事で失敗したわけでもないのに、上司に、嫌味を言われた。
今日は私のミスではないのに、お客さんからすごいクレームを受けた。
なんてことがあると、明日は仕事に行きたくなくなる。
仕事でなく、家族でも、友達関係でも同じ。
他人との意見の食い違い、それによる諍い(いさかい)は、エネルギーを大量に奪い、精魂尽き果てる。
または、特定の誰かと会うと、そうなることが容易に予想がつくので、仕事に行ったり、誰かに会ったりするのが嫌になる。
だから、一人でいるのが一番!
誰にも干渉されず、一人で好き勝手にやるのが、最高!
なのだが、今日ふと思った。
人と意見が合わないというのは、大事なことなのではないか?
他人からの指摘がとても嫌になるのは、自分の意見の足りなさを指摘されたり、あるいはそれに気づくからではないだろうか。
自分の未熟さを見せつけられる。
それを否定したくて、苦しい言い訳を必死に見つける。
それで心も体もくたくたになるのだ。
だが、その拒絶反応は、長い目で見ると、自分にとってプラスになるのではないか?
と思ったのだ。
他人にいろいろ言われるのが嫌なのは、
1:何かを指摘される心の準備ができてない
2:その指摘が自分にプラスになるとはつゆにも思わない
この2点からであろう。
もしこれが正しければ、「他人は、自分に有益な指摘を、不意にする」と普段から思っていればいい。
特に嫌な人に会うときや、嫌な場所へ行く前には入念に。
そうすれば、嫌な人はむしろ、自分が変わるきっかけを作ってくれる、ありがたい人になる。
そして、いろんな人に会うことが嫌でなくなり、毎日がもっと有意義になるだろう。
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